ほんの数年前には、家電量販店でほとんど姿を見ることのなかった中古のスマートフォン(スマホ)。
ドコモやau、ソフトバンクをはじめとするケータイキャリアでの契約ではいわゆる2年縛りがあり、自由に機種変更できないのが気になり、個人的にずっと不便に感じていました。
それが、近ごろではゲオ、TSUTAYA、ブックオフで見けるようになって一気に中古スマホが手軽になった感があります。
筆者はヤフオクで落札したものをいくつも機種変更しながら4年以上も使っていますが、これまでなんら不都合や不具合はありませんでした。
そこで、中古のスマホへの機種変更で「ココは押さえたい」っていうポイントを今回は挙げてみたいと思います。
「LTE(4G)対応がいい」
店頭にある低価格なスマホは、1世代前の「3G」にのみ対応しており、現在主流の高速回線「LTE」には対応していないことがあります。
実際の通信速度としては、3G専用スマホよりLTE対応のほうが2~6倍通信速度が速いとされ、これは体感でもすぐわかるほどです。
メールの送受信、ウェブサイトの閲覧、チャットアプリ(Line)などコミュニケーションアプリを利用するだけなら3Gでも使用に耐えるが、動画を見たり、地図アプリなどを快適に利用したりしたいのであれば「LTE対応」のものを選んだほうが断然イイです!
「メモリ容量は1.5GB以上は欲しい」
メモリ容量は、よくいわれるのが作業領域。
容量が大きければ作業場が広く、別の作業に移る際にも作業場を片付ける必要はなく、また元の作業に戻る際も準備しなくてもすぐに再開できます。
これをスマホに当てはめると、アプリからアプリに切り替える際のスピードが軽快になるんです。
安価なもののなかには、メモリ容量が512MBの製品もあるが、最低でもその倍にあたる1GB、できれば「1.5GB以上」搭載した端末を選びたいところでしょうか。
なお同じ「GB」という単位を使うスペックに、ストレージの容量がある。こちらは写真や音楽などのデータを記録するためのものなので、混同しないように注意です。
「タッチパネルは5点タッチ以上」
約1万円の低価格のスマートフォンのなかには、2点タッチまでしか認識できないタッチパネルを使うことで本体のコストダウンを図っているものがあります。
通常のアプリでは2点タッチで支障はないが、ゲームなどでは2点タッチではプレイできない、または著しく操作性が落ちるタイトルがリリースされる可能性があるんです。
ゲームも主要目的のひとつであれば、「5点タッチ以上のタッチパネル」を搭載したスマホを選んだほうがいいかもしれませんね。
「カメラの画素数も要チェック」
カメラの画質は「800万画素(または8Mピクセル)」といった形式で記載されており、画素数が多ければ多いほど高解像度の写真を撮影することができます。
しかし同じ解像度であっても、レンズの明るさ、センサーの感度、そしてカメラソフトウェアの最終的な調整によって、実際に撮影できる写真の画質は大きく変わってきます。
最終的には好みによるところが大きいでしょうかね。
「防水機能」
なくてもいいけど、あると便利なのが実はコレ!
意図せずに水溜りに落としてしまったり、雨天で使って雨水が掛かってしまったり、毎日の生活に意外と水は溢れています。
夏、海に行ったりするときも携帯は出来れば近くに持っていたいですしね。楽しい瞬間を写真に納めておきたいですし、何か緊急事態があればすぐに電話をする必要があるかも。
検討中の中古機種であまり値段が変わらないなら、防水スマホがいいでしょう!
「ディスプレイの画質は実際に見て確認」
ディスプレイには、TN(Twisted Nematic)液晶、VA(Virtical Alignment)液晶、IPS(In-Place-Switching)液晶などがあり、最近販売されているスマートフォンのほとんどは、このなかでもっとも高画質とされるIPS液晶ディスプレイが採用されています。
しかしIPS液晶ディスプレイのなかでもさらに優劣があり、それはスペック表では判断つかず、なかなか判断がややこしいです。
中古販売店でも通電はさせてもらえるので、購入前に実際に店頭で見てみて、好みのものを選びましょう。
こんなところでしょうか!
2015年5月から総務省の方針で、スマホ購入者の希望があれば、通信会社を問わず端末を利用できるSIMフリー版のスマホ端末を各キャリアが販売することになります。
様々な議論はあるようですが、ますます中古のスマホ市場は活性化し、良い方向へ進んでいくのではないかな、と個人的に思っています。
それでは、多くの人々に素晴らしいスマホライフを!!